naikousei’s blog

内向的な人の趣味ブログです。

ゼルダの景色は何故美しいのか。

ゲームの話なのだが、どこを見ても絵になると言われていたけれど、本当にどんな場所でも綺麗に見える。
多分調べれば何処かが描いているだろうが自分でも考える。
これは何故だろう。ゼルダのジャンルはアクションゲームなのでプレイヤーは様々な場所を動き回り様々な方向から景色を見る事になる、一枚絵のようにひとつひとつ調整は不可能なはず。つまり自然と魅力的に移るように計算された「仕掛け」があるはず。
私は趣味でラクガキをするので、3ds絵心教室をやったりホビージャパンの技法書を読んだりするのだけれど、「光と影」はどのような分野の表現でも活用出来る重要な部分だと思う、まぁ当たり前かもしれないけど。
それで、光と影を意識して景色を見てみると、起伏に満ちた地形と木々や岩が豊富に配置されていてその表面に当たった光と当たらない陰の部分が出来ていて、沢山の陰影と光の反射を創り出している。登れる崖の表面も凸凹していて光があたる部分とそうでない部分が作られている。
つまり、ゼルダの伝説は常に画面上に無数の反射と陰影が出来るような大小様々な「起伏」が設置してある。大きなものは崖や大地の起伏、小さいものは岩のデコボコや木の葉の影など。
空にある太陽からの光と起伏が作る陰影が、みる側に立体感を感じさせ素晴らしい体験を経験させてくれるのだと思う。
みる側がどう認識するかを考えて作られた凄く面白いゲームです。